2010年11月
ツボで便秘解消!!
美容と健康には大敵となる便秘。
便秘になるとお腹が張って体調はすっきりしないし、肌荒れや吹き出物などがでてお肌にもよくありません。
顔以外の体の部位に吹き出物がでる人は便秘が原因の場合が多いです。
なぜならば便を排泄するということはデトックス効果があり体内にあるあらゆる毒素を排出するという効果があるのです。
この効果が発揮されず体内に毒素が貯まると言う事は、体の免疫力や抵抗力がおちるため病気になりやすくなるのです。
お腹の血行が悪くてお腹が冷えやすい人にも便秘症の人が多いと言います。
慢性的に便秘の人は体内に毒素を貯めているとても悪い状態です。
その便秘解消によく効くツボがあるのをご存知でしょうか。
ここではそのツボ押しマッサージ法をご紹介します。
①
まずみぞおちとおへその中間地点のツボ押しをします。
ここを「中かん」のツボと言います。
このツボを円を描くように5分くらいやさしく揉みほぐしてマッサージします。
②
次のツボは「天枢」というツボです。
これはおへそから約4cm、指にして2本分程横にずれた左右2ヶ所です。
ここを上と下にさするようにしてマッサージします。
お腹が温かくなってくるまで行います。
③
次のツボは「腎兪」(じんゆ)というツボです。
これは背中側にあるツボです。
背骨の下のへこんでいる部分の両脇にあります。
背中側から背骨をたどっていって、一番下のあばら付近にあります。
背骨をずっと下にたどって、背骨のへこみの下部分から3cmくらい左右それぞれ横にいった2ヶ所です。
ここを軽く押して、その後上と下にさするようにして温かくなってくるまでマッサージします。
便秘によく効くツボはまだあります。
便秘はぜん動運動を活発にして胃腸の働きを高めることで改善することができます。
毎朝決まった時間にトイレに行くことも大切です。
同時にツボ押しも習慣にしてゆっくりと治していきましょう。
ツボ押しをするとき、冬は寒くて手が冷たいのでまずは手を温めてからマッサージするようにしましょう。
朝の習慣として簡単にできる便秘に効くツボは、まずお腹全体をゆっくり時計周りにマッサージすることです。
朝起きて布団から起き上がる前に、仰向けに寝そべって行うのが効果的です。
朝からぜん動運動を活発にすることができます。
さらに便秘でお腹が張っているときは、おへそから指2本分外側の場所からさらに指3本分下がった左右2ヶ所を押すといいです。
またトイレに座ったままツボ押しできる場所として、「間使」(かんし)と呼ばれるツボがあります。
手のひらを開いて手のすぐ下、手首の部分に指をまっすぐにして5本当てます。
このとき親指があたる場所がツボです。
ここをちょっと痛いくらいまで押しましょう。
トイレに座りながら押せばぜん動運動を活発にして便を排泄する助けをしてくれます。
もう1つは「合谷」(ごうこく)と呼ばれるツボです。
今度は手の甲側にあるツボです。
親指と人差し指が交わる付け根の少し手前の人差し指側です。
ここもトイレに座りながらちょっと痛いくらいまで押しましょう。
どちらも朝トイレに座りながら簡単に行えるので毎朝行うと便秘改善につながります。
便秘に効く漢方薬
漢方の見方として便秘は「気・血・水」でいうところの「水」が不足して起こるもので、ストレスなどによる「気」の異常で起こり、「お血」などの「血」の異常で起こるものとされています。
体に便秘以外の異常な症状がなければ、西洋医学と同様に下剤などを使って、症状がある間一時的に利用して治します。
便秘以外にも異常がある場合は、漢方薬によって体質改善を行いながらお通じの状態も一緒に整えていくという使い方をします。
便秘の際に最もよく使われる漢方薬は「大黄甘草湯」です。
市販の漢方薬のほとんどにこの生薬が配合されています。
漢方は市販薬なので誰でも使うことができると思いがちですが実は違います。
この「大黄甘草湯」は体力が普通~体力がある人向けのものです。
体力があまりない人の場合の漢方薬は「桂枝加芍薬大黄湯」を使います。
他にも便がコロコロで固くてうさぎの糞のような形の人には、水分不足による便秘だと思われるので、潤いを与えることができる漢方薬「麻子仁丸」や「潤腸湯」を使います。
今紹介した漢方薬には全て「大黄」や「麻子仁」という生薬が入っていて、下剤作用が含まれています。
これらの漢方薬は飲むと比較的すぐ効果が現れます。
しかしその反面下痢になることがあり、胃腸が痛くなることもあります。
下剤作用がある生薬を含まない漢方薬としては「桂枝加芍薬湯」や「小建中湯」があります。
これらを使って便秘解消をすることもあります。
便秘と下痢と繰り返しているような人にはこれらの漢方薬が向いています。
効果に即効性はないのですが、しばらく飲み続けると効果が現れます。
漢方薬を使う上で一番大切なことは、その人の体調に合わせて処方していくということです。
自分の体質に合った漢方薬をきちんと使用していると便秘解消の他にも思わぬ効果が生まれることがあります。
漢方ではこのことを「標本同治」(ひょうほんどうち)と言います。
便秘を改善することによってその奥に隠れていた他の病気を改善させることもできるのです。
例えば便秘が治ったと同時に肌の調子が良くなって肌荒れが改善したというケースがあります。
また便秘を治したら生理痛の症状も軽くなったというケースもあります。
子供に対しては便秘を治すとさらに多くの効果が期待できます。
例えば便秘を治したら胃腸機能が改善して、胃腸の調子がよくなったケースがあります。
便秘を治したら精神的に安定して落ち着いたというケースもあります。
また子供の体質改善にも大いに役立ちます。
漢方薬を使って便秘を改善することと日頃からのケアでこれらの多くの相乗効果が生まれるのです。
便秘で対処療法をして治しながらさらにその奥に隠れている原因部分までケアするなんて一石二鳥です。
便秘が習慣的に続いて悩んでいる人はぜひ一度漢方を試してみてください。
ただし漢方薬を服用する場合は専門医に相談して診てもらう様にしましょう。
特に妊娠中の女性などは胎児に影響のある生薬がありますから、必ず相談するようにしましょう。
漢方薬を使うだけではなく、当然のことながら日頃の生活改善にも取り組みましょう。
毎日規則正しく食事を摂って適度な運動をして十分な睡眠をとることこれが重要です。
これらをきちんと守った上で漢方薬を服用するとその効果がきちんと発揮されるのです。
おすすめ便秘の薬
市販されている便秘薬の中でおすすめのものをいくつか紹介します。
1つ目は皇漢堂製薬 の「ビューラック」です。
小粒タイプの便秘薬なので飲みやすいです。
腸の中で溶けるタイプの錠剤ですからかまずに飲み込むだけで大丈夫です。
就寝前に服用すると翌朝はすっきりとしたお通じが期待できます。
結腸の粘膜に直接刺激を与える下剤で、大腸のぜん動運動を活性化して自然なお通じをすることができます。
便秘の症状に合わせて、服用する錠剤を調節できます。
2つ目はゼリア新薬の「ウィズワン」です。
植物性の便秘薬です。
植物繊維とセンナやヨクイニンなどの生薬を配合しています。
そのため穏やかにゆっくりと効果が現れて自然に近いお通じを促すことができます。
またヨクイニンの効果で便秘による肌荒れや吹き出物にも効果を発揮する便秘薬です。
チョコレート風味の顆粒剤なので飲みやすいです。
スティック包装なので携帯に便利で気軽に服用することができます。
3つ目は本草製薬の「防風通聖散エキス錠」です。
漢方製剤です。
漢方処方の「防風通聖散」を煎じて飲むことにより便秘を解消します。
飲みやすいようにエキス錠タイプにしました。
お腹に脂肪が多く便秘症の人のための薬です。
便秘に伴う肥満症や体のむくみ、高血圧による肩こりや動悸、のぼせなどに効果があります。
内臓脂肪対策としても注目されています。
飲み方としては1日3回食間に飲みます。
15歳未満は服用できませんから注意しましょう。